旅ログ

【日本統一!200名城巡り】毛利征伐(広島~山口)編

今回の攻城戦の目標

  • 【1軍】日本100名城:4城
  • 【2軍】続日本100名城:2城
  • 番外編:10年前に食べた忘れられない味の「尾道ラーメン」
        原爆ドームとその遺構

今回の旅を企画するきっかけになったと言ってもいいのが、「2026年3月22日で広島城が閉城する」というニュースでした。

広島城は現在コンクリート造の天守ですが、耐震性に問題があると判断されて、いったん取り壊されることが決まっています。その後どう再整備するのかは、まだはっきり決まっていないようで、完成は早くても2040年ごろ、場合によっては2050年くらいになるとも言われているみたいです。

そんな状況なので、「それなら今の姿を見られるうちに行っておこう」という話になり、今回の旅の計画がスタートしました。
せっかくなら、閉城前の広島城をしっかり目に焼き付けておきたいなと思っています。

1日目 新幹線で福山へ

のぞみが福山に停車するので、とても便利。

始発に乗り、9:30頃には到着しました。まずは福山城。
新幹線の駅にほぼ直結で、すぐ登城。

この鉄板の装甲は、堀がない北側の面だけに取り付けられていて、そこだけ見た目の雰囲気がガラッと変わります。白と黒がはっきり分かれたような外観になっていて、お城としてもデザイン的にちょっと面白いなと感じました。

入場料は500円ですが、そのぶん展示もそれなりに見ごたえがあって、思っていたよりしっかり楽しめました。

それから、ここでは全国で38種類あるという「お城メダル」も販売されていました。
こういうコレクション系のものを見ると、つい買ってしまいます。

10年前に広島へ行ったとき、ふらっと立ち寄った「尾道一番」という中華料理屋さんがあります。そのときに食べた味がずっと印象に残っていて、今回の旅では尾道で途中下車して、お昼ご飯を食べに行くことにしました。

ラーメンは醤油ベースなんですが、スープがほんのり甘くて、これがなんともクセになる味なんです。久しぶりに食べてもやっぱりおいしかったですね。

それから一緒に頼んだ焼きめし(いわゆるチャーハンとはちょっと違う感じ)も、パラッと仕上がっていてとてもおいしかったです。
わざわざ途中下車してでも立ち寄ってよかったなと思いました。

30分電車を待って三原城がある三原駅へ。
三原城は城郭を新幹線や在来線が貫通しているという珍しい駅。

天守台へは駅直結のドアがある

駅を出たら、すぐ目の前に天守が見えるので「おお、これはすごい!」と最初はかなりテンションが上がりました。…が、盛り上がったのはそこまででした。

いざ天守台のところまで行ってみると、周りにはそれ以外ほとんど何もなくて、ちょっと拍子抜け。しかも次の電車が来るのは50分後。

山陽本線はこのあたりだと1時間に1本くらいなので、これがなかなか不便なんですよね。隣の駅に行きたいだけなのに、結構待たされます。

ということで、うちのかみさんは天守台にあるベンチでのんびり昼寝。私はそのあたりをぶらぶら歩きながら、小早川隆景の像を見たり石垣を眺めたりして、なんとか時間をつぶしていました。

まぁ、こんな旅があっても良いかな。

50分待って、ようやく電車で1駅進み、本郷駅へ。
駅の案内を見ると、新高山城まではタクシーで5分、歩くと25分と書いてありました。これを見た瞬間、「これはもう迷わずタクシーだな!」と思ったんですが……駅前のロータリーには車が1台もいません。バスもなし、人の気配もほとんどなし。ちょっとした静けさです。

仕方がないので、とりあえず駅近くの施設でスタンプだけ押して、結局歩いて向かうことにしました。
当然ながら、うちのかみさんは横でブーブー文句を言っています。

城の入口まではなんとか到着したんですが、ここから先は完全に山道。
その瞬間、以前登った鳥取城のときの記憶がよみがえってきました。あのときの大変さを思い出して、ちょっと身構えてしまいます。

しかもこの時点ですでに、歩数は2万歩近く。さすがにここから本丸まで登るのは厳しそうだと判断して、今回は潔く引き返すことにしました。

まあ、無理をしないで撤退するのも大事ですよね。勇気ある撤退、ということで…(笑)

夕方に広島に着き、駅近くのホテルにチェックイン。
このホテル、その界隈では有名でいろいろビックリしましたw

駅チカのビジネスホテル、夕食+朝食+ドリンクバーが無料で付いています。
ホテルの造りも独特。

こんなの、もう「iPhoneの落下テストに使ってください」と言わんばかりの場所じゃないですか(やっちゃダメですよ 笑)。
さすがにちょっと怖かったので、恐る恐る撮影しました。

そしてお部屋はというと、ベッドが2つあるツインルーム。さらにサウナ付きの大浴場まで完備されています。
設備だけ見るとかなりしっかりしているのに、なぜか外国人観光客はまったく見かけませんでした。これがちょっと不思議なんですよね。

で、このホテルの1泊の料金なんですが……なんと 3,350円。思わず「これで利益出てるの?」と心配になるレベルです。食事もあんな感じで給食のようなのが付いているんですが、仮に1食200円として計算しても、実質ほぼ3,000円みたいなもの。

いやもう、令和の時代にこの価格はなかなか衝撃的です。ありがてぇ。

2日目 雨 レンタカーでGo

今日は確実に雨の予報だったので、あまり遠くまで移動するのはやめて、郡山城 → 広島城という軽めの予定にしておきました。

もともと広島城は土曜日に行くつもりだったんですが、閉城が近い影響でかなり混雑するんじゃないかと思ったんですよね。だったら、どうせ雨の今日のほうが人も少ないだろう、ということで予定を前倒しして今日行くことにしました。

雨の日の観光はちょっと大変ですが、そのぶん人が少ないことも多いので、これはこれでアリかなと思っています。

まずはスタンプが設置されている「安芸高田市歴史民俗博物館」へ向かいました。
ここが思っていた以上に資料が充実していて、なかなか見応えがあります。歴史好きなら、ついつい時間をかけて見てしまう感じの内容でした。

毛利元就の居城として知られる郡山城は、この博物館から少し先にある駐車場に車を止めて、そこから約2kmほど歩く、ちょっとした軽めの登山になります。

この日は雨が心配だったんですが、道のほとんどが木々に囲まれているおかげで、思ったほど濡れることもなく、そこまで大変な感じではありませんでした。

小雨の中ということもあって、あたりにはうっすらと霧が漂い、地面は一面が苔に覆われています。全体的にしっとりとした空気で、とても幻想的な雰囲気でした。

周辺には毛利家のお墓もたくさんあり、歩いていると自然と「ここはとても神聖な場所なんだな」という空気を感じます。静かな山の中で、歴史の重みをじんわりと感じられる、そんな場所でした。

安芸高田の周辺は、ざっと見た感じだと他に大きな観光地はなさそうだったので、ここは潔く広島へとんぼ返りすることにしました。

広島城へは近くのコインパーキングに車を停めたんですが、あとで調べてみたら、実は公園内にある護国神社の駐車場を無料で利用できたみたいなんです。

「最初からそこに停めればよかったな…」と、ちょっとした失敗でした。

雨の中の広島城というのも、これはこれでなかなか風情があって良いものです。しっとりとした雰囲気で、普段とはまた違った姿を見られた気がしました。

平日でしかも雨だったんですが、それでもお客さんは思っていたより多くて、外国人観光客の姿も結構見かけました。

これを見ると、やっぱり土曜日はかなり混みそうだな…と想像して、内心ちょっとニヤリ。予定を今日に変えて正解だったかもしれません。

このあと、大和ミュージアムにでも行こうかと思っていたんですが、残念ながら改装中とのことで休館。これは仕方ないですね。

ということで予定を切り替えて、レンタカーを早めに返却してからディナーへ行くことにしました。

さすがに、あの給食みたいな食事を2日続けるのは、広島に来たのにちょっともったいないかな、という気もしましたしね(笑)。

広島と言えばお好み焼きということで、近くにミシュラン ビブグルマン店があるので、そこに行きました。

ちょっと期待していたせいか、拍子抜けでした。
まぁ、お好み焼きですからね、味は想像できますよね。

3日目 最終日、広島観光~岩国

広島駅からは、路面電車に乗って原爆ドームへ向かいました。

広島の路面電車(広電)って、実はちょっと珍しくて、駅の2階にあるホームから発車するんだそうです。路面電車なのに高い場所から出発するというのが、なんだか不思議な感じでした。

この場所に立つと、やっぱり何とも言えない気持ちになります。周りは普通に街が広がっているのに、ここだけ時間の重みを感じるというか、不思議な感覚になります。

前回来たときは平和記念資料館を見学しましたが、今回はあえて別のルートを歩いて、街の中に残っている原爆の痕跡を巡ってみることにしました。

朝早かったのもあり、我々が一番乗り。
めちゃくちゃ丁寧に説明してもらえて、原爆の威力を感じることができました。

なんといっても、『はだしのゲン』の作者・中沢啓治さんがこの小学校の卒業生で、作品の中にもこの場所が登場しているという点が印象的でした。

さらに、原爆ドーム(当時の広島県産業奨励館)のバルコニー部分に使われていたコンクリートの一部が展示されていて、実際に触れることもできます。こうして実物に触れられると、歴史の出来事が一気に現実のものとして感じられて、やはり重みが違います。

この時点で、「ここは日本人なら一度は訪れるべき歴史遺産なんじゃないかな」と強く感じました。
ちなみに、この旅行のあとで『はだしのゲン』を読み直したのは、言うまでもありません。

ここでは1時間以上じっくり見学しました。
説明してくださった方から、興味深い話もいろいろ聞くことができました。

その中でも印象に残ったのが、広島城の入口にある鳥居と、護国神社の狛犬のこと。
原爆の被害を受けながらも完全には破壊されず、場所は移動されたものの、当時の姿のまま残っているそうです。

そんな話を聞いたら、やっぱり実際に見てみたくなりますよね。ということで、このあと広島城のほうへ行って、実物を見に行くことにしました。

鳥居を見に行くついでに晴れている日の広島城も。
予想通り、広島城には長い列ができていました。

このあとは、原爆の被害を受けながらも建物が残った 「旧日本銀行 広島支店」「袋町小学校平和資料館」 に向かいました。

先ほど見学した本川小学校もそうだったのですが、これらの建物は当時としては珍しい 鉄筋コンクリート造 だったそうです。そのため完全に倒壊することはなく、建物自体は残り、その後もしばらく実際に利用されていたといいます。

一方で、木造の家などは爆風とその後の火災によって、ほとんどが壊滅状態になってしまったのは、皆さんもよくご存じの通りです。

実際にその場所に立ってみると、当時の出来事を静かに語りかけてくるような空気を感じて、改めていろいろと考えさせられる場所でした。

ガッツリ、広島観光をしたあとはこの旅の最終地点、山口・岩国に向かいます。

広島から電車で50分、バスで20分。錦帯橋に到着です。
なかなかの景色でした。
そこからロープウェイで最後の城、岩国城へ向かいます。

天守台がちゃんと残っているのに、なぜか天守は別の場所に建てられているという、ちょっと不思議な造りになっています。ある意味、復元天守なのかな?

解説を読んでみると、どうやら景観を考慮して今の場所に建てられているようです。
なるほど、確かに下から見上げたときはよく目立ちますし、天守からの眺めも良さそうです。

とはいえ、城好きの立場から言わせてもらうと、「それは吉川広家が見た景色じゃないんだよなぁ…」と思ってしまいます。

もし自分が決められる立場だったら、景観うんぬんはあまり気にせず、やっぱり天守は天守台の上に乗せちゃいますね(笑)。

景色が良いところで食べるメシはうまい!
このあとは、お土産を買って岩国駅に戻り、歩きで岩国錦帯橋空港へ。

フライト時間はだいたい1時間ちょっと。やっぱり新幹線と比べると、移動そのもののスピードは格段に速いですね。

ただ、飛行機の場合は出発の1時間くらい前には空港に着いておきたいですし、そこで待つ時間も考えると、トータルの移動時間は意外と新幹線とそこまで大きく変わらないのかな、という気もします。

とはいえ、早割をうまく使えば新幹線より安くなることも多いので、九州や四国のお城巡りをするときは、飛行機を利用するのもアリだなと思いました。

✏️あと書き

今回は公共交通機関多めだったので、マニアックな城はいけませんでしたが、次回はマイルもたまったことだし、九州に上陸を考えています。
それと、お城メダルが38種類あることを今更ながら知ったので、これも集めていこうと思います。
今回の戦利品はこちら。

福山城 岩国城
  広島城

こんなメダルホルダーも売っているので、買っちゃおうかなぁw

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