Vmax、キャブオーバーホールへの道 その2 リペアキット編

スポンサーリンク

その1で、固着が予想されるネジを外すことができたので、すぐにキャブを全部ばらして・・・と、やりたいところだが、ガレージがあるわけでもなく、作業場所も限られることから、1気筒ずつ外して、清掃→リペアキットで組み上げをしていく計画。

ということで、キャブを分解する前にケミカルとリペアキットの準備。
キャブ清掃用にはコスパの良いAZのパーツクリーナーとキャブクリーナーを購入。

AZ(エーゼット) パーツクリーナー ブラック 840ml
AZ(エーゼット) キャブレタークリーナー (泡タイプ420ml)

あと、ダイヤフラムを4つ交換すると2.5万円ととんでもなく高価。なんでこんな部品がこんなに高いんですかね?ヤマハさん?
新品はとても無理なので、ゴムは破れてないことを確認したので再利用決定。
少しでも長持ちさせるためにラバープロテクタントも購入。

KURE(呉工業) ラバープロテクタント

次なるはリペアセット。
パッキンやジェット類など必要な部品だけ純正品を購入すればいいんですが、これまた高い。
ジェット1つで2,000円とか、どんだけなんすか、ヤマハさんw
純正品ですべて揃えたら軽く5万円は超えそうな勢いなので、全部セットになっているリペアセットを購入することにしました。
調べると大体は中国製で4気筒分で5,000~10,000円ぐらい。
なんとなくVmaxの部品なんて何年もたっているから、不具合なんて出ないだろう・・・と変な自信から安易に中華製を購入。これが、大失敗の始まりに・・・

リペアセットが届く前に1気筒分をばらして清掃しておこう。

4気筒キャブの連結をばらす

チョークガイドですべてのキャブがつながっているので、それを外し2キャブ+2キャブの状態にします。
2個のキャブはステーでつながっているので外す(写真右)のですが、ネジがすべてプラスなので、また気が抜けませんw
なぜ、プラスのネジにするんだよ・・・この辺のプラスネジはすべて六角のネジに変更します。

キャブを1つにしたところで、キャブの心臓部を開けました・・・
錆々なんだろうなぁ・・・と思っていたところ、写真左のように少しだけ汚れがありましたが全然きれいな状態でした。これは当たりのキャブだな。

エアカットバルブは汚れていましたが、パーツクリーナーで汚れを落とし、ラバープロテクタントを塗りまくります。
順調と思われていた作業だったんですが、???(写真右)となりました。

ちょっとわかりにくいですが、ダイヤフラムのニードル(ピンボケしている)の上の穴がなんか小さい。
この穴、ニードルと同じか少し大きいぐらいの穴が開いているのが海外仕様で、小さいのは国内仕様。
購入したときに「2LT用」とあったので、そんなことはない、、と自分自身に言い聞かせ、海外と国内で違うジェット類を確認しました。

国内仕様のメインジェットは#150とあったので確認したところ、思いっきり#150でしたw
あー、国内仕様のキャブ買っちゃったよ・・・当たりキャブだと思ったのにw
返品するのも面倒なので、海外仕様と国内仕様の違いはジェット類だけとの情報から、ジェット類を海外仕様に変更して、プチ魔改造するしかないなと無理やり納得しました。

取り外せるジェット類、ニードルはパーツクリーナーにつけてみました。
キャブはキャブクリーナーで汚れを落とします。
見た目はきれいだったのに、この汚れ・・・
外側も洗剤でキレイキレイしてあげました。

リペアセットが届いたよ

商品説明の写真と違い、1気筒分ビニール袋に無造作に入ってたw
パッキンやシール類、ダメージ受けそうな感じだし、、、なんか嫌な感じがした・・・
リペアキットとは別にいくつかの番手のメインジェットをおまけでつけてくれたのは良かったのだが、汚れているジェットもいくつかあった。おそらく中古品なんだろう・・・
まぁ、おまけだから別にいいやと思い、一つの袋を開けてみた・・・

商品の説明にはメインジェット、パイロットジェットは3種類入ってて、バイクの調子に合わせてチョイスできるとあったので、まずはそれを確認。
確かに3つずつ入ってる、、、が、しかし、番手が刻印されていないため、どれがどれだかわからないw

しかも、3種類のジェット、1つだけ大きさが違うのがあるw(写真左の左側3つ)
元々ついてた純正のジェット(写真左の右側3つ)と大きさが違うw

穴の大きさから#150を探してみようと純正の#150と新品の#150らしきジェットをニードルを刺してみたところ、この差w(写真中が純正#150、写真右が新品#150らしきもの)
中国製だから少しぐらいの誤差は覚悟してたけど、ここまでひどいとはw
しかも刻印すらなく、感でセッティングを出さなきゃいけないというのは素人には無理w
もう笑うしかない。

今思えば、最もデリケートな部品であるキャブに中国製のパーツを入れるとかありえませんでした。
これからOHをしようとしている方、安いからと絶対中国製に手を出さないよう、お気を付けください。

で、色々調べたところ、岸田精密工業が発売しているキースターがよいとのことだったので、4気筒分購入。
1気筒分で4,400円。4つ必要なので、17,600円。Yahoo!ショップで買うとちょっと安いw


正規品/キースター VMAX YAMAHA V-MAX/VMX1200用燃調キット


まぁまぁの価格ですが、日本製の安心感。
なんだかんだあって、キースター届きました。

この高級感w  中国製とは全く違う。

テンションが上がる感じ、伝わりますかね?
ジェットの刻印も小さくではありますが、ありました。(老眼なので、ルーペをしないと見えません)
セッティング時に役立ちそうな説明書もついていて、安心してセッティングできそうな予感です。
最初からこっちを買っておけばよかったと後悔しました。

キャブ到着からここまで来るのにほぼ1か月。オーバーホール作業が全く進みませんが、3月中までには終わらせ、4月の車検後にセッティングしたいと思います。
それまでにバキュームゲージも買わないと・・・

ここまでかかった費用
品名金額
キャブレター¥11,000
キースター(Vmax用)¥4,026 x 4
AZパーツクリーナー¥411
AZキャブクリーナー¥358
KTC 細軸マイナスドライバー(4mm)¥445
PB SWISS TOOLS マイナスドライバー(5.5mm)   ¥915
メインジェット#90¥620 x 4
                    合計¥31,793

コメント

  1. 匿名 より:

    作業はこれからだと思われますが、キャブのジョイントゴムも純正新品に交換したほうがいいですよ。

    • Hiro より:

      コメント、ありがとうございます!
      ゴム系はことごとく硬化していますからね・・・
      4つで¥12,716でした・・・
      純正は高いですね・・・