
キノコに“知性”があるなんて、ちょっと信じられない話ですが、実は最近の研究では、キノコや植物が持つ電気的な“バイオ信号”を使って、音楽を奏でることができることが分かってきました。
たとえば、キノコの成長や光合成の過程で発生する電気信号をセンサーでキャッチして、その信号を使ってモーターを動かすことができます。そして、そのモーターにマレット(ばち)をつければ…そう、キノコが楽器を叩くことができるんです!
その様子がこれ。
もちろん、キノコにリズム感や音感はありません。信号が出るたびにランダムに音を鳴らすので、演奏としてはちょっとカオス。でも、その無秩序さもまた魅力のひとつかもしれません。
また、キノコが50種類の電気信号のパターンを使い分けていて、それぞれが「キノコ語」の“言葉”に相当する可能性があるとか。
なんと、その「言葉」を再現するようにプログラムされたキノコが、歌までうたってくれるという驚きのプロジェクトも。
下の棚の2本のキノコはMIDIキーボードを担当、上の棚のキノコは“キノコ語”を話す(歌う)担当。まさにキノコたちのバンドです。
このキノコプロジェクト、音楽だけでなく絵画の世界にも進出しているようです。
いつかは人類に追いつくことができるか興味があるところです。
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