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【自腹簡単レビュー】自宅スマートロックをQrioからセサミに変更、手ぶらでドアの鍵が開く、手のひら静脈認証/顔認証が便利すぎる!!

Qrioから「セサミPro5 + セサミフェイス」に乗り換えたので、ざっくりとレビューをしてみたいと思います。

まず結論から言うと――まだ鍵でドアを開けている方はもちろん、今Qrioを使っている方も、セサミに乗り換えるべきだと感じました。
それくらい、日常での快適さや使い勝手に明らかな違いがあります。

細かい部分はこのあと触れていきますが、使えば使うほど「これはもう戻れないな」と実感しています。

セサミの細かい機能や設定方法については、YouTubeに詳しい動画がたくさんアップされているので、そちらをチェックしてもらったほうが早いかもしれません。

このレビューでは、自分が実際にQrioを使っていた立場から「セサミのどこが良いのか?」という視点で感じたことを、いくつかシェアできればと思います。

スマートロックを使ってない人はもちろんのこと、日常的に使っている人ほど、この便利さにはびっくりするかもしれませんよ。

乗り換えのきっかけ

初代Qrioを使い始めてから、気づけばもう8年。
その間、Qrioは一度だけモデルチェンジがあったものの、基本的には大きな進化もなく、スマホなしでSuicaやパスコードでも解錠できるようになったところで、開発が止まってしまった印象があります。

その一方で、SwitchBotやセサミといった他のスマートロックメーカーはどんどん進化していて、新しい機能やデバイスが次々に登場しています。特に最近は、顔認証での解錠が主流になりつつあって、時代の流れを感じますよね。

他のメーカーのスマートロックは動作もサクサクでキビキビしている印象が前からあったので、このタイミングで思い切って別のメーカーへ乗り換えてみることにしました。
ちょっとした冒険ではありますが、デジモノ好きとしてはやるしかないって感じです。

スマートロックの物色開始

まず候補に上がったのがSwichBotのスマートロックUltra

言わずと知れた、スマートロック界の巨匠ともいえる存在。
機能面はもちろん申し分なく、見た目も洗練されていて、まさにスマートロックのお手本といった感じです。SwitchBot製品との連携もしっかりしていて、スマートホームとの相性も抜群。

お値段もなかなか立派ですが、それだけの価値は感じられる仕上がりです。

ロック解除の方法も多彩で、顔認証・指紋認証・ICカード・パスワードの4通りに対応しており、自分のライフスタイルに合わせた使い方ができるのも嬉しいポイントです。

対抗馬はキャンディーハウスセサミ5 Pro

こちらはなんといっても、スマートロックとしての基本機能をしっかり押さえつつ、無骨なデザイン、圧倒的な価格の安さが特徴です。
本当にコスパが抜群で、SwitchBotと比べると価格はほぼ半額以下。オプションパーツも全体的にリーズナブルなので、導入のハードルがぐっと下がります。

それでいて、ロック解除の手段は超充実。
顔認証、指紋認証、ICカード認証、パスワード認証に加えて、手のひら静脈認証まで対応しているのは驚きです。

さらに特筆すべきは、キャンディーハウスの代表・Jerming Gu氏の日本語のプレゼン。
機能の説明から、どうやってコストを削減しているかといった裏側まで、丁寧に語ってくれていて、非常に好感が持てました。

私自身も技術職の端くれとして、こういう技術と思想がしっかり伝わってくる話には共感しますし、「この人たちが作ってるなら使ってみたい」と思える安心感がありました。

ユーザーの声や、コストカットについてなどはこちらを参照するとよいでしょう。

ということで、いろいろ比較・検討したうえで、総合的に判断した結果――
技術屋としての視点から「セサミ5 Pro」への乗り換えを決めました。

機能性、価格、柔軟な運用性、そして開発者の姿勢。
どれを取っても納得できる内容で、「これなら長く使っていけそうだ」と思えたのが大きな決め手です。

セサミ到着

「過剰な梱包はしないぞ!」という強い意志を感じる、シンプルだけどちょっとおしゃれな外箱。
中から出てくるのは、どこか無骨で頼もしさのある機器たち。無駄をそぎ落としたデザインが、逆にかっこよさを際立たせています。

さらに驚いたのが、機器を取り出したあとの空箱がセサミ5 Proのパッケージにだいたい収まるという、省スペースな工夫。
こういった細かい配慮にも、開発者のセンスと実用性へのこだわりが垣間見えます。

見た目や開封の瞬間からも、ちゃんと“ワクワク”を感じさせてくれるプロダクトでした。

Qrioとの比較と取付

上がセサミ5 Pro、下がQrioになります。
サイズ感としては、セサミのほうがひと回り小さくて、体感ではおよそ2/3くらいでしょうか。
重さに関しても、Qrioのほうがずっしりしていて、セサミは軽めです。

取り付け方法はQrioと同じく、両面テープで貼り付けるだけ。
とてもシンプルで、工具も必要なく、あっという間に設置できました。
初めての方でも迷わず取り付けできると思います。

動作速度の違いについてですが、ワンテンポ遅れるのはQrioの方です。
とはいえ、もともとQrioの反応速度が悪かったわけではないので、体感的にはそこまで大きな差があるわけではありません。

ロック → ロック解除の一連の動作にかかる時間を比べてみると、ほんの0.5秒程度の差ですが、早かったのはセサミ5 Proでした。
スッと動いてくれる感覚があって、使っていて気持ちがいいです。

ちなみにQrioは4年ほど前に購入したモデルなので、そう考えると今でも健闘しているなという印象です。長く使えるという点では、Qrioも優秀だと思います。

一番楽しみだったセサミフェイス

ここまでは、スマホを使ってロック解除するQrioにもあった機能。
セサミフェイスセサミフェイスProデバイスを使うことによって、顔認証、手のひら静脈認証その他諸々が使えるようになるので、未体験ゾーン。
ちなみにパスワード認証は不要なので、セサミフェイスをチョイスしました。

動作確認をする前にまずは取り付け。

取り付けは両面テープでドアにペタッと貼るのが一般的なんですが、どうしてもテープで貼りつけるのが気になってしまって…。
そこで今回は、オプションのマグネット(980円)を購入してみました。
このマグネットには誤作動防止のためのヨーク(鉄板)も付いていて、磁力がセンサーに影響しないよう工夫されています。

実は試しに、自宅にあった強力なネオジム磁石で代用してみたのですが、これが大失敗。
セサミフェイスがうまく反応せず、反応が遅れたり誤動作したりと不安定だったので、マグネットは絶対に純正品を使うべきだと痛感しました。

あと、これはちょっとした懸念点ですが——
両面テープでもマグネットでも簡単に設置できる代償として、簡単に取り外しができてしまう=盗まれやすいというリスクがあります。

実際には、認証中には赤や青のLEDがピコピコ光っているので、知らない人がそれを見たら「なんだこれ?キモっ!」と違和感を覚えると思うんです。
なので、実際に盗もうとする人は多くないとは思いますが…中には“無敵な人”のような、好奇心で軽い気持ちでやってしまうケースもあるかもしれません。

そんなわけで、いたずらや盗難を未然に防ぐために、自分はワイヤーを通して内側のドアに磁石で固定してみました。見た目はちょっとゴツいですが、視覚的な防犯効果はあるんじゃないかと思っています。(もちろん、無敵な人が思い切り引っ張ったりすれば盗めると思います⋯)

そしてここで、キャンディーハウスさんにぜひお願いしたいのが、ストラップ用の小さな穴を筐体にひとつでいいので開けてほしいということ。そこにワイヤーやチェーンを通せれば、もっとスマートに盗難対策できると思うんです。

さらに、例えばSwitchBotのスマートロックUltraには、顔認証デバイスが本体とのBluetooth接続を失うとアラームが鳴る仕組みがあるそうなので、そういった盗難検知のような機能も加われば、もっと安心して使えるプロダクトになるのではないかと感じました。

コストアップしないでできる範囲でお願いできればと思います。

顔認証、手のひら静脈認証等の動作確認

顔登録、静脈登録、指紋登録、ICカード登録などを一通りやって、いざ動作確認。

ちょっとポーズが“ハイル○トラー”的にはなってしまいますが(笑)、しっかり開きました。これは本当にスゴい!
まさに「未来がここに来た」と感じる瞬間でした。

体感としては、手のひらをかざしてから認識 → ロック解錠まで、1秒あるかないかというスピード感。顔認証もそれと同じくらいスムーズで、待たされる感覚はあまりありません。

これまでの操作は、スマホを取り出して、アプリを起動して、解錠ボタンを押して…と、どんなにスムーズでも3〜5秒はかかっていたので、それと比べると大幅な時短。
毎日のちょっとしたことですが、この差は思った以上に大きいです。

そして一番速いと感じたのが、ICカード認証
カードをかざした瞬間に即反応して、体感では0.5秒程度でロックが解除されるので、「ピッ」でサッと開く感じがとても気持ちいいです。(スマホを取り出す時間は必要ですが)

このレスポンスの良さは、ただ便利なだけじゃなくて、「ちゃんと動いてくれる」という信頼感にもつながります。
日々のストレスがひとつ減るだけで、こんなにも快適になるのかと、改めてスマートロックの進化を実感しました。

その他のオプション

セサミ5 Pro自体には、ドアの開閉を検知する機能は搭載されていません。
そのため、開閉を検知したい場合は「オープンセンサー(980円)」が必要になります。

さらに、外出先からドアの状態を確認したり、開閉通知を受け取るには「ハブ3(1,980円)」も合わせて購入しました。
このハブ3がかなり優秀で、Qrioのハブと並べてみると一目瞭然。めちゃくちゃ小さくて場所を取りません。設置の自由度が高く、コンセント周りもすっきりします。

それだけでなく、赤外線リモコンの信号を覚えさせることもできるので、スマホからテレビや照明の電源をON/OFFするといった操作も可能です。
(私はその機能は別のスマートデバイスでやっているので今回は使っていませんが、1台でいろいろこなせるのは魅力的です)

個人的には、このオープンセンサーとハブ3のセットは、セサミ5 Proを使うならマストで揃えておくべきだと思います。
本体だけでは見えない部分をしっかり補ってくれて、使い勝手がぐんと向上します。

まとめ

これまでは「鍵を持ち歩かない生活」にとても満足していましたが、それでもスマートフォンだけは必ず持っていく必要がありました。
でも今では、スマホすら必要ない、本当の意味での“スマートロック生活”を手に入れた実感があります。

たとえば、うちではワンコの散歩から戻るとき、マンションの規則で抱っこしながら建物内に入らなければならないのですが、これまでは――
片手でワンコを抱え直し、もう一方の手でスマホを取り出して、顔認証→アプリ起動→ロック解除…という、なかなか面倒な手順を踏んでいました。

それが今では、ワンコを抱っこしたまま顔を近づけるだけでロックが解除されるので、動作の流れがグッとシンプルに。
この快適さは、実際に使ってみて初めてわかるレベルで、家族からも「これすごく便利!」と好評です。もう元の生活には戻れないレベルです。

動作の安定性に関しては、まだ使い始めて間もないので今後の様子を見ていく必要はありますが、今のところ大きなトラブルはありません。
2度ほど、オープンセンサーが反応しなかったことがありましたが、これは位置調整で対応済み。以後、経過観察中ですが、問題なく使えています。

誤動作もなく、日常の中での使い勝手が確実に向上したことを考えると、今回の乗り換えは間違いなく「大成功」だったと言えると思います。

これからも、キャンディーハウスさんの製品には引き続き注目していきたいと思っています。

最後に、製品写真のためセサミ5のAmazonリンクを載せていますが、最後まで読んで、我が家でも導入してみよう!って方は、そこからではなく公式から購入したほうが、送料を考えても安いですw

今回私が公式から購入したリストは以下のとおりです。

セサミPro 5\4,980
セサミフェイス\5,480
オープンセンサー\980
ハブ3\1,980
ハブ3用コネクタ\580
マグネット\980
送料\980
 ——- 合計 ——¥17,458(税込み)

参考:SwitchBot スマートロックUltra+Hab+顔認証パッド Amazonセール価格で\34,281

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